19日 6月 2017
○Aさんの実態について(承前) 母親もうつ状態で通院し、同じ病院に入院することになります。Aさんにとって父親も母親も精神的な負担になっていました。母親はAさんの母親であるということが自分の存在意義でしたので、「共依存関係」に陥っており、井沢先生は、母子の「密着状態における弊害的状況を呈していた」と表現しています。...
19日 6月 2017
○井沢先生の論文を深めていくことの大切さ 東洋大学社会学部教授・井沢泰樹先生の「在日コリアンにおける精神障害と社会環境的要因 ~ある在日2世のライフヒストリーから~」という非常に価値のある論文を読む機会に恵まれ、多くの方々に知っていただきたく、筆を執ります。...
17日 6月 2017
山田明さんはそうした教育現場の実情を踏まえたうえで、「教育の目的」を「市民性を涵養する」に置きます。...
17日 6月 2017
最近、私は『高野実著作集』を再読しています。高野実さんの著作では『日本の労働運動』(中央公論新書)がもっとも有名ですが、『高野実著作集第4巻』も読み応えのある著書です。 第4巻には『労働者のモラル』と『車座になって』が収録されており、この2つの著作は高野実践の神髄が描かれていると感じます。 どういうことからそう感じたのでしょうか。...
10日 6月 2017
今年の憲法記念日(2017年5月3日)は、以下の2つの著書を再読しました。 1つは、井上ひさしさんの『子どもにつたえる日本国憲法』(講談社)です(この著書の挿絵はいわさきちひろさんです)。 もう1つは、柄谷行人さんの『憲法の無意識』(岩波新書)です。 2冊とも読み応えのある著書でした。 今回は、井上ひさしさんの本をご紹介致します。...
10日 6月 2017
2015年6月に発刊されたNPO法人ほっとプラス代表・藤田孝典さんの著書『下流老人』(朝日新書)は20万部を突破。「下流老人」という言葉は流行語大賞の候補にも挙げられ、話題を呼びました。2014年9月に放映されたNHKの『老人漂流社会』を含め、藤田さんの著書は「高齢者の貧困」の実態をあぶり出し、私たちに衝撃を与えました。...
03日 6月 2017
アラン・M・ウェバーの『魂を売らずに成功する』という本があります。アラン・M・ウェバーはこの本の中で、ノーベル平和賞を受賞したムハマド・ユヌスについて述べています。非常に興味深いので、以下に紹介します。...
03日 6月 2017
非正規労働者の増加 「年越し派遣村」は、2008年12月31日から2009年1月5日、派遣切りされて住居を失った労働者らに年末年始の食事と寝泊りができる場所を提供しようと、労働組合、反貧困ネットワーク、NPO法人自立生活サポートセンターもやいなどの20の支援団体が東京の日比谷公園に開設しました。...
03日 6月 2017
「まず、生徒と自分が一緒に楽しむ。『一期一会』を含めて、『偶然』を楽しむ」を教育実践スタイルとするのは、私の尊敬する佐藤功さんです。佐藤さんは足掛け3年にも及ぶ「門真市車いすMAPつくり」の記録を、『気がついたらボランティア』(学事出版)という著書に、軽やかでユーモラスの文体でまとめました。...