7月17日(日)、Aさんの誕生日会はカラオケで楽しく交流しました。入居者のみなさんは歌をうたうことが好きなようで、カラオケに行くのを楽しみにしています。グループホームを開設してはじめての入居パーティーでは理事及び会員の方々も加わって、歌い合いましたし、忘年会でも普段話すことのない会員の方々と一緒に楽しくカラオケをしました。
Bさんはカラオケをする前は必ずご家族と一緒にカラオケに行って練習してくるようです。自分の部屋ではDVDやCDコンポで音楽を聴いてイメージトレーニングをしているほどです。
Aさんはかつて路上でパーカッションをされていたこともあって、カラオケには必ず楽器を持参して、みなさんに披露してくださいます。
Dさんは入居されてから2回ほどカラオケに行っていますが、カラオケに行くことは「嫌いではない」とのことですが、以前は2時間に8曲も歌ってしまいますので、「嫌いではない」というよりも「大好き」なのだと思います。
ちなみに、理事長の私は高校時代にバンドのボーカルをやっていましたので、カラオケへみんなと行くと私も「熱唱」します。私は「本気」で遊ぶことが大好きなので、カラオケでも「本気モード」を出します。
要するに、入居者の方々も、法人関係者の方々も、その場を楽しむことに意味があると思っています。「共に生きる」という考え方ですね。
さて、カラオケ大会は歌の大好きなBさんからスタートしました。Bさんが歌っている間にAさん、Dさん、がすぐに予約を入れ、Bさんは歌い終わると、すかせず曲の予約を入れ・・・途切れることなく、みなさんは歌い続けたのでした。
新しい曲から古い曲まで、幅広く歌われていましたので、みなさんで共有することができ、楽しむことができました。
Bさんは山口百恵の「としごろ」や、井上陽水の「傘がない」などが好きなようでした。Bさんが得意とされているのは山本譲二の「みちのく一人旅」でしたね。
Dさんの母親が歌っていらした歌をよく覚えているようで、Dさんは古い演歌も楽しく歌っていました。今回も時間が終わるまでずって歌っていましたね。やはり「大好き」なのだと思います。
Aさんはチューブの歌や、いきものがたりの「ありがとう」も披露。「ありがとう」の歌詞が良かったので、聞き入ってしまいました。
理事長の私は、Aさんがパーカッションをしていただけるための曲を選択し、歌をうたいました。ゆっくりめの曲でパーカッションをしていただいたほうがしやすいかなあと思ったので、私は矢沢永吉の曲で、「ラスティン・ガール」と「最後の約束」を熱唱しました。Aさんはやはりリズムを合わせるのが上手でした。ちなみに、声を出すことはいいものですね。スカッとしました。
時間も終わりに差し掛かった時、BさんがAKB48の「365日の紙飛行機」を歌い出しました。ここでとても面白いことが起きました。カラオケの映像ではAKB48の方々が歌いながら、「手話」をされていたのですが、そのことを話題に出すと、手話サークルに通ってらっしゃるAさんが映像の字幕を見ながら、手話をしはじめたのです。歌が終わるまで手話をなさっている姿を見て、みんなで「ずごい!」と拍手喝采。手話の実力もかなり上がっているようで、「手話検定を受けたいと思っているので、今までよりも勉強しています」と嬉しそうに応えていました。BさんとAさんのコラボレーションも面白く、今後、また手話を見せてもらいたいと思った次第です。
2時間のカラオケはアッという間に終わりました。
グループホームへ戻って、夕食は誕生日ケーキをみなさんで召し上がっていただき、第3部構成の誕生日会は終了しました。
みなさんと楽しく交流できた、すばらしい誕生日会でした。