2017年12月25日(月)、グループホームの入居者の方々と夕食でとてもすばらしいやりとりがありました。
その日はクリスマスでしたので、入居者の方々にクリスマス・ケーキを提供させていただきました。本来、12月は当法人の理事及び正会員の方々をお招きし、入居者の方々とクリスマスと忘年会を一緒に行う予定でしたが、ある事情でイベントができずにいました。しかし、せっかくのクリスマスですから、クリスマスの雰囲気だけでも感じていただきたくて、入居者の方々にケーキを提供したのでした。
「本当に小さなケーキで、ごめんなさい」
と、私は入居者の方々に頭を下げますと、
「これ、おいしいです。とても嬉しいです」
と、にこやかな表情で応答してくださるBさんがいらっしゃいました。
小さなケーキでもあんなに喜んで、あんなに感謝してくださっている入居者を見て、私は「縁パワーのグループホーム」がとてもあたたかく感じたのでした。
すると、もう一人の入居者のAさんは「来年の1月の新年会はBさんの誕生日もありますし、盛大に一緒にやりましようよ」と提案されたのです。
「それはステキですね」と私は返しました。
Bさんは、入居者の方が自分の誕生日を覚えてくださったこと、意識してくださっていることが嬉しかったようで、満面の笑みでした。
Aさんは私の誕生日にも「いつもプレゼントをいただいているので、山田さんの誕生日にプレゼントを買ってきました」とさりげなくくださるステキな方なのですが、支援者・入居者といった垣根を越えて、お互いがお互いを気遣える、そうしたすばらしい関係性を切り結ぶことができたことを、私は誇りに思っています。
こうしたグループホームの文化を守りぬいていくことが、私の使命なのかもしれないと思った次第です。