楽しく過ごせたお祝いパーティー!④
~第二部 カラオケ大会~
入居者の方々からの「質問コーナー」が終了し、Bさんから「それでは、これからカラオケ大会をはじめたいと思います。最初、どなたから歌われますか」という声掛けがありました。「誰もいない場合はぼくたちから歌って、場を盛り上げたいと思いますが、それでよろしいですか」と言われたので、「いいです!」と全員が応え、「カラオケ大会」のスタートです!
Bさんはすでにカラオケの歌の選曲をあらかじめメモ用紙に書いてこられ、「『男はつらいよ』を歌います」と言うと、私はリモコンを操作しました。
1ヶ月ほど前の夕食の際、「寅さんの映画が好きなんです。だから、立川に行って、『男はつらいよ』のCDを買って、カラオケで歌いたいと思っているんです」と笑顔で話されたことがありました。Bさんは以前にご家族と一緒に『男はつらいよ』の舞台になった「葛飾柴又」に行ったことがあり、部屋にはその様子と思われる写真が壁に貼られています。
「渥美清が歌う『男はつらいよ』の歌で難しいのはセリフですね。セリフをうまく言えるようにしたいです」とBさん。
「『わたしく、生まれも育ちも葛飾柴又です。帝釈天で・・・』のセリフですね」と私。
「それもそうなんですけれど、途中で出てくるセリフがあって、そこのセリフが早くて話せるかなあって思うんですけど」とBさん。
「それじゃ、土日のお休みにご自分のお部屋でCDを聴きながら、練習してみたらいかがですか」と私はBさんに提案。
「そうですね。お休みは時間がいっぱいありますので、時間をつくって練習したいと思います」とBさん。
そんな会話をしてきましたので、Bさんの歌う「男はつらいよ」が楽しみでした。実際、「男はつらいよ」の歌は練習したこともあって、出だしのセリフや歌い方もスムーズでした。最後のセリフはたしかにセリフが早かったですが、Bさんなりに画面の字を追って一生懸命話されていました。カラオケは今回だけでなく、まだまだあります。何度も何度も繰り返して歌い続ければ、Bさんの「十八番」になりますよ!
いずれにしても、Bさんが楽しそうに歌われていたことが何より私たちも嬉しかったです。Bさんは今回のカラオケ大会で七曲も歌われていました。テレサ・テンもAKBも良かったですよ。
次に、Aさんの歌ですが、Aさんは歌を歌うというよりも、パーカッションで参加者が歌にリズムをとって、盛り上げていらっしゃいました。もちろん、いきものがたりの「ありがとう」なども歌われ、好きなバンドの歌を歌われている時は、照れながらも嬉しそうでしたね。
佐藤さんの夫はアリスが大好きで、持ち歌もいっぱいありました。最初は「狂った果実」、続いて「チャンピオン」でした。声の質も良いし、上手です。もちろん、場を盛り上げることはさらに上手な方ですので、参加者が歌い終わると、必ず「イェーイ!」と叫んでハイタッチをされていました。こうした振る舞いが入居者の方々に「楽しく、やさしい方」として映っているのだろうと思います。ちなみに、今回ははじめて聴いたのは、中村雅俊の「心の色」でしたが、声も歌い方もバッチリで、「これぞ、十八番」と思えるほどの歌でした。いつも場を盛り上げてくださり、本当にありがとうございました。
ちなみに、私はいつもの通り、矢沢永吉の曲を歌わせていただきました。今回は「親友」「もうひとりの俺」「Want You」、そしてBOØWYの「BABY ACTION」を熱唱しました。やはり思いっきり声を出すって、スカッとして気持ちが良いですね。
時間もだいぶ経ち、「カラオケ大会」も終わりに近づいてきました。
佐藤さんのパートナーの方に花束を贈り、参加者と一緒に記念撮影をして、終了しました。
本当に、楽しく過ごせたパーティーでした!