認知症高齢者グループホーム勤務
社会福祉士 佐藤 信行
義和団事件(宗教集団義和団が北京を占領し、日本軍と帝政ロシア軍を主力とする連合軍が出兵し、これを撃退)以降、満州に居座り朝鮮半島への侵攻を伺う帝政ロシア軍と、日本軍が衝突して日露戦争(1904年)が勃発します。当時、朝鮮半島は日本の生命線でした。必勝の祈願を胸に日銀副総裁高橋是清は、外債(全戦費の3分の2)による戦費の5割をユダヤ人銀行家ジェイコブ・シフから調達します。当時ロマノフ王朝は、国民からの内政不満の矛先をユダヤ人排斥へむけていました。このユダヤ人銀行家は、同胞を護るためレーニンやトロツキーのボルシェビキ革命を支援しロマノフ王朝打倒を画策しました。故に、敵の敵は味方という訳で日本の戦費調達を支援したのです。
日本は日英同盟の成果もあり、帝政ロシアとの戦いで辛うじて勝利(1905年)します。日本海海戦やニ〇三高地旅順港攻略戦勝利の背景にユダヤマネーが存在していたのです。帝政ロシアはロマノフ王朝から人心離反した状態で第一次大戦を迎え、大戦末期に王朝は崩壊(1917年)、ボルシェビキ革命によりソビエト社会主義連邦共和国が誕生しました。
日露戦争での日本勝利がロシア国民のロマノフ王朝への人心離反を加速させたと考えれば、高橋是清とジェイコブ・シフの出逢いは、人類史上初社会主義政権樹立へのターニングポイントと言えるでしょう。
争いのある所に資金提供して、自らは戦わずに目的を遂げるユダヤ人銀行家おそるべしです。